A ガンを抑制する
ガン細胞は血液中を移動して別の組織の血管の内側に接着し、そこで増殖(転移)します。
しかし、紅茶の主な成分であるポリフェノールは、ガン細胞が別の血管に接着するのを著しく阻害することが動物実験でわかってきました。
B 動脈硬化の進行を抑える
私たちの体に有効であるはずの血小板の凝集作用が必要以上に増進すると、今度は逆に病気を引き起こすことになるのです。血管内で血液が固まって血栓ができ、血液の循環を妨げてしまうのです。血栓が脳や心臓の動脈内にできれば、脳梗塞や心筋梗塞といった恐ろしい症状につながります。
この血栓ができる主な原因として動脈硬化の進行があげられます。動脈硬化とは簡単にいえば血管の老化現象です。血管内にコレステロールや脂肪、カルシウムなどが沈着して、血管壁が硬く、内腔が狭くなる状態をいいます。これが進むと血小板の凝集作用が高まって、血栓ができやすい状態になってしまいます。その血栓の予防に紅茶が有効であるという実験報告があります。ある大学教授のグループで、長年、お茶や野菜、果物などをはじめとする食品の血小板の凝集抑制作用を調べた結果、紅茶と緑茶に効果のあるものが多く、中でもセイロン(スリランカ)産、ケニヤ産、アッサム産の紅茶に比較的効果が強く認められました。また、別のグループではお茶のカテキン類(渋み成分)が血中コレステロールに対してどのような影響を及ぼすかの実験を行いました。そして実験の結果、カテキン類が食事により増加する過剰な悪玉コレステロールを抑える作用があることがわかりました。そのほか血栓の予防にもかなりの効果をもつものと期待されています。
C 食中毒の解消
紅茶には殺菌作用があり食中毒の症状を和らげるのに有効な作用を持っていることも研究報告されています。以前流行したO−157も紅茶の殺菌作用で著しい効果がありました。
D インフルエンザの感染を阻止する
紅茶にはインフルエンザのウィルスの活動、増殖を抑える働きがあることが確認されています。これは紅茶の中に含まれるテアフラビンの働きによるもので、A型、B型などウィルスの種類に関係なく有効に作用し、即効性があります。また細胞がウィルスに感染してしまってもその増殖を抑える働きもあります。ただし、紅茶にミルクを加えると、テアフラビンがミルクのたんぱく質と結びついて、この作用は弱まってしまいます。
また、紅茶の抗ウィルス作用を市販のうがい薬と比較したところ、予想以上に紅茶のほうに効果があることがわかりました。出がらしの紅茶で十分効果がありますので、特にインフルエンザが流行する冬場は、お出かけ前や外から帰ったら後に、毎回「紅茶のうがい」をする習慣をつけましょう。
E アレルギー予防にも効果
花粉症をはじめアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくなど、アレルギー疾患の症状を和らげたり予防したりするのに紅茶が大変有効であることが、実験で立証されています。アレルギー反応に深く関与する抗体を持ったラット(ネズミ)に紅茶、緑茶、ウーロン茶を与えたところ、どのお茶にもアレルギーを約50%抑える効果が認められました。アレルギーには花粉症などの即時型アレルギーと、アトピー性皮膚炎のような遅延型アレルギーがありますが、どちらのタイプにも明らかな効果があったということです。
F 筋肉を刺激して運動能力を高める
紅茶にはカフェインが含まれています。カフェインは筋肉刺激剤ともいわれ、その力により通常では発揮できないパワーを生み出すことも可能なのです。またカフェインは脂肪の燃焼を促進させる作用が働きますし、眠気を覚ます効果もあります。
G 虫歯予防に効果的
紅茶にはフッ素が含まれています。フッ素はハミガキ粉の主成分です。
H 目の疲れをとる
紅茶の抽出液をまぶたに塗ると、目の疲れを解消してくれます。これは紅茶に含まれるビタミン類やカテキン類が目の皮膚に浸透して有効に作用するからです。
I 精神的にリラックスさせてくれる
紅茶を飲んだあとのほうが、精神的にリラックスしていることが認められました。しかも紅茶の香りをかいだ時点ですでにリラックス効果が表れていることがわかりました。紅茶にはリラックス効果がありますので、ストレスを解消してくれます。また、慢性疲労を感じる方にもお勧めです。